慢性疼痛(慢性痛)をどうやって治すか、乗り切るか、乗り越えるか・・・
まず、神経ブロックという治療をして、痛みを和らげます。
その直後からその痛い箇所を少しずつ動かします。
例えば腰や膝なら、歩行でしょうか。
肩なら、上げ下げをしてみるとかでしょうか。
今までずっと痛くて、動かせなかった場所です。
ブロック治療によって痛みが和らいだとしても
再び動かすのは、、、ちょっと勇気がいりますよね。
でも脳内では、
「おや?ここはもう痛くないんだね。了解~!」ってなっているのに、
なっているのに、、、
痛いのが当たり前になっているものだから、脳内でちょっとした喧嘩が起こります。
『だめだよ、だめ!いつも決まって痛いんだから動かすなんて出来ないさ。』
のような展開が繰り広げられているかどうかは分かりませんが、どうなんでしょうね。
怖いですよね。
50代半ばの患者さんは、保育士ですから、怖がる余裕もなく迷わず身体を動かしたそうです。
むしろ「ん、動かせる!痛みは和らいでいる!ラッキー!」
週に一度位の頻度で受診、治療を続け2か月ほどでしょうか。
ブロック→運動→ブロック→運動→ブロック→運動・・・繰り返し。
運動=運を動かすと書きますね。まさに、運を動かしたようです!
良くなってきて、ほぼ、ピーン!と両腕を上げ、スマイルして見せてくれました。笑
嬉しそうでしたね~。
御仕事柄、慢性痛時代は辛かったと思います。
もっと早く「ペインクリニック」を知っていれば良かったと思ったそうです。
最初は、仕事帰りでも通える整骨院や整体に行ったそうですが、検査をせずに施術をされていたし、良くならないので
同僚の看護師さんに相談して、ペインクリニックを受診することになったそうです。
ペインクリニック、まだ、まだあまり知られていませんね。
大げさな運動療法でなくても、誰にでもどこでも出来ることがあります。お気軽にご相談ください。
それでは、ご自愛ください。